【2025年新春特別企画】病理学フロンティア
癌や線維化疾患の線維芽細胞の状態多様性の考察と臨床応用
榎本 篤 先生
名古屋大学大学院医学系研究科 腫瘍病理学・教授
◆榎本先生からのメッセージ
線維化は病理診断で毎日遭遇する組織所見であり、線維化という事象あるいはその病態への関与を解説論文のイラストではなく、実体験として理解しているのは病理医だと思います。線維化研究では病理医が得意とする弱拡観察から得られる所見が大事だと考えています。本講演では私達の研究の一端をご紹介し、ご参加の先生方と愉しく議論させていただければと存じます。